先に方針を言っておく
会計のときに初めて「じゃあ均等で」と言うと、そこで違和感を持つ人が出ます。集まる前か、遅くとも乾杯の前に「今日は均等でいきます」と一言あるだけで受け止め方が変わります。
後出しで決めたルールは、誰かが得をするために作られたように見えてしまいます。内容より順番の問題です。
端数は切り上げて、余りは次回に回す
1円単位で割ると、集金も返金も面倒になります。100円単位に切り上げるのが実務的です。
たとえば合計28,000円を3人で割ると、こうなります。
| 1人あたり | 過不足 | |
|---|---|---|
| きっちり割る | 9,333.3円 | 小銭が出る |
| 100円で切り上げ | 9,400円 | 200円余る |
余った分の扱いを先に言う
切り上げると数百円余ります。これを幹事が黙って持つと、金額の大小に関係なく不信の元になります。
「余りは次回の足しにします」と最初に言ってしまうのが一番きれいです。使い道が決まっていれば、誰も気にしません。
飲まない人の扱いは事前に決める
お酒を飲まない人が均等割りに納得できないのは自然なことです。ただ、その場で「私は飲んでないので」と言い出すのは本人にとっても気まずい。
だから幹事が先に決めておきます。飲み放題なら「飲まない人は◯円引き」と最初に言っておく。全員が同じ条件を知っている状態を作るのが目的です。
立て替えはその日のうちに確定させる
タクシー代、二次会の支払い、差し入れ。立て替えは複数の人にまたがりがちで、翌日には誰が何を出したか曖昧になります。
その日のうちに「誰が誰にいくら」まで出してしまえば、後から言い出しにくくて泣き寝入り、という状況を防げます。金額そのものより、言い出しにくさが問題なのです。
計算過程を見せる
「1人4,200円です」とだけ言われるのと、合計と人数と内訳が見えているのとでは、納得感がまったく違います。
疑われているわけではなくても、見えないものには人は落ち着きません。全員が同じ数字を見られる状態にしておくのが、いちばん確実な予防策です。

